【ロードバイク観戦記】ツアー・オブ・カリフォルニア 2018 2.UWT スタートリストを眺める

www.youtube.com

 
ジロ・デ・イタリアの裏街道としてすっかり定着した感のあるこの大会。
個人的に、ヨーロッパとは違う「6車線ドーン!」みたいなアメリカンな道と風景も楽しみです。笑

 

さて、早速チームごとに見ていきましょうか。

全選手は下のリンクから確認できます。

www.amgentourofcalifornia.com

 

 

AG2R LA MONDIALE Pro Cycling Team (FRA)

そこまで、本気度は高くないかな~。しいて言えば、ベルギーチャンピオンジャージを着るオリバー・ナーゼン。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513145432p:plain

とはいっても総合に絡む選手ではないですね。パンチャーというかルーラー的な脚質なイメージがあるので、第5、7ステージあたりは狙えなくもないかな。

 

BMC Racing Team (USA)

エースは総合上位を狙うティージェイ・ヴァンガーデレン。どうでもよいけど、長いのに本名で読みたくなる語感の良さがありますよね。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513150907j:plain

一昨年のツアー・オブ・カリフォルニアで総合3位に入ったブックウォルターがアシストに控え、本気なら結構いい戦いできるんじゃないでしょうか。

絶賛スポンサー探し中のため、アグレッシブな走りに期待。

 

○BORA - hansgrohe (GER)

『キング・オブ・カリフォルニア』のサガンで平坦ステージ、昨年総合2位のイカ

山岳ステージを狙う。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513151627j:plain

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513151807j:plain

そのほかもボドナールオスサガンとアシストも含め、ほぼツールのメンバーと言っていい陣容。今大会最も強いチームと言ってもいいでしょう。

 

EF Education First - Drapac p/b Cannondale (USA)

総合もスプリントもこれといったエースが不在で、ちょっと読みにくい。

注目選手を挙げるなら……ネオプロのダニエル・マルティネス。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513153332j:plain

今年ヤングライダー賞争いで2位とか3位ばっかりの残念賞続き。ただ、実力は高い。資金が豊富なチームじゃないだけに、こういった選手が成長できるかは非常に重要だと思う。

 

Team KATUSHA ALPECIN (SUI)

キッテルでスプリント勝利が一番だけど、ここ数レースは思うような結果出せてないので、ちょっと心配。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513154609p:plain

そもそもスプリントに残れなかったりすることが多い印象なので、ツールに向けて上がってきたところを見せてほしい。

 

Team LottoNL-Jumbo (NED)

前回の総合チャンピオンのジョージ・ベネットは残念ながら不参加。代わりにエースを務めそうなのはニールソン・パウエルス。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513164250j:plain

十代で出場した一昨年の大会は総合9位。成長した姿を見せてくれることに期待。

 

Mitchelton-SCOTT (AUS)

ジロで旋風を巻き起こしているスコットだけれど、この大会にもかなり強力なメンバーを参加させてきた。

総合エースはアダム・イェーツ。双子のサイモン・イェーツが、イタリアでピンクジャージを着続けているだけに、負けてられんとやる気十分のはず。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513164904j:plain

さらに、エーススプリンターのユアンも参加。今年のミラノ・サンレモでは集団内で先着するなど、好調を維持しているだけに、強豪ぞろいの今大会でも、あの超低空フォームで優勝を掻っ攫う可能性アリ。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513165105j:plain

 

Team Dimension Data for Qhubeka (RSA)

エースは今年は不運続きのカヴェンディッシュ

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513165515p:plain

ここ10年、サガン以外でポイント賞をとったのはこの男だけ。サガンが現れるまでは、この男がミスター・カリフォルニアと呼ばれていた(ように思う笑)。

 

Team Sky (GBR)

まぁ、ここはベルナルを挙げないわけにはいかないでしょう。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513170110j:plain

ここまでネオプロとは思えないような走りを続けていて、今大会でもその走りは注目せざるを得ないですね。

チームはじっくり育てる方針らしいけど、ここで結果出しちゃうようだと、ブエルタ出場って話も出てくるんじゃないかと思う。

 

Team Sunweb (NED)

ここも結構小粒かな……。強いて上げるなら若手スプリンターのアルント

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513171211p:plain

グランツールで勝ったこともあって、かなり実力はあると思うけれど、ここ2年くらいはぱっとしない感じ。

マシューズがいないので、思いっきりスプリントできる今大会で、どのくらいの走りができるのか見ていきたい。

 

Trek-Segafredo (USA)

エースナンバーはステティーナだけど、絶対的な存在ではないかね。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513172522j:plain

同じく若くて登れるコンチ、ゲレイロあたりとチーム内で競争しながら「次の総合エースは俺だ!」的な展開に期待したい

 

UAE Team Emirates (UAE)

クリストフがエースのスプリントチーム。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513172917j:plain

大大得意のエシュボルン・フランクフルトで勝利して、調子は上向きでしょう。

今季は大型補強で話題になったけど、ふたを開けてみるとチームでまだ3勝。内容は全部クリストフのスプリントという状態なので、この大会でも少なくとも一つは勝利を持って帰りたいところ。

 

Hagens Berman Axeon Cycling Team (USA)

全然わからんプロコンシリーズ。

ジャスパー・フィリップセンという選手はアンダーの大会ではかなりいい成績残しているスプリンター。これだけのメンバー相手にスプリントでどのくらいやれるのかが注目点でしょうか。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513174228p:plain

 

Holowesko|Citadel p/b Arapahoe Resources (USA)

そもそもなんて読むのかわからないという。

エースナンバーは34歳のマーフィー。風貌からして、マーフィーおじさんと呼びたくなります。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513174843j:plain

ここもエースがスプリンターということで、本当に今大会はスプリンターが多いステージレースですね。

 

Rally Cycling (USA)

ここはハフマンでしょう。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513175258j:plain

前回大会で逃げ切り勝利。しかも、2回!本当に我々を驚かせてくれました。今大会も何かやってくれることに期待。

ロブ・ブリトンという選手も直近の成績を見る限り、かなり走れそう。

 

UnitedHealthcare Pro Cycling Team (USA)

エースのギャビンは直近のアメリカのステージレースで総合2位、山岳ポイント4位と調子は良さそう。比較的クライマーの少ない大会なので、もしかしたら総合でも上位進出狙えるかも。

f:id:oraoramudamuda00gmailcom:20180513175750j:plain