【ロードレース観戦記】ジロ・デ・イタリア 2018 第6ステージ
今大会初の超級山岳ステージでミッチェルトン・スコットがファンタスティックな勝利!
ステージ勝利はチャベス。マリアローザはサイモン・イェーツに渡る!
いやー、今回はあまりにもイェーツがスーパー過ぎました。
総合勢完全にぶっちぎって、チャベスを引きつつゴール。
キャリア最高の走りと言って間違いないでしょう。
レースのカギになったのは110kmあたりでできた巨大な逃げ集団。よく集団は許したなっていうのが正直なところ。
ここにチャベスを送り込めたのは大きかったですね。
さらに、スカイのエナオ、UAEのウリッシ、ロットNLのヘーシングとセカンドエースクラスがゴロゴロ入る豪華さ。このレベルの集団は、なかなか記憶にないレベルでした。
ただ、あまりに逃げに入ったメンバーが強力なため、逃げにメンバー送り込んだけど
「このまま逃げ切らせていいのか?」
「BMCに任せてていいのか?」
とどのチームも悩んでるように見受けられました。いろんなチームが逃げに入れてるけど、集団けん引に加わったり。ストレスを感じながら終始走らされたのは間違いないでしょう。
そんな状態で来たぞエトナ山。
断続的にアタックがかかってたけど、メイン集団のフルームはついていくのがやっと。ゴール後の疲弊した表情が印象的でした。まだまだトップコンディションではないということなんでしょうが……。少し心配。
一方、ライバルのデュムランは力をセーブしつつ最低限の結果は手に入れた感じ。それ以外だと、集団先頭でスプリントしたピノはコンディションよさそうですね。
ま、なんにせよ今回はミッチェルトンが完璧なレースをした、ということに尽きます。
イェーツとチャベスは今までは、バッドデイで一気にタイムを失うことが多かったけど、今回はどうなるか。
明日は箸休めの平坦ステージだけれど、ますますジロが面白くなってまいりました。