【ロードレース観戦記】ツール・ド・フランス 第2週目までチームごと通信簿
ピレネーおそるべし。総合上位で脱落者が大量続出にくわえ、スプリンターがごっそりリタイヤ。パリ決戦でチャンスが増えた残りの選手はかなりやる気になっているんじゃないでしょうか。
一週目のみの評価はこちら。
oraoramudamuda00gmailcom.hatenablog.com
- Team Sky 評価:A(?) とても順調です(?)
- BORA - hansgrohe 評価:A とても順調です
- Astana Pro Team 評価:A とても順調です
- Team LottoNL-Jumbo 評価:B 順調です
- Wanty - Groupe Gobert 評価:B 順調です
- Trek - Segafredo 評価:B 順調です
- Team Sunweb 評価:B 順調です
- Team Fortuneo - Samsic 評価:B 順調です
- Cofidis, Solutions Credits 評価:C まずまずです
- UAE-Team Emirates 評価:C まずまずです
- Quick-Step Floors 評価:C まずまずです
- Movistar Team 評価:C まずまずです
- Direct Energie 評価:C まずまずです
- AG2R La Mondiale 評価:D 頑張りましょう
- Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale 評価:D 頑張りましょう
- Bahrain Merida Pro Cycling Team 評価:D 頑張りましょう
- Lotto Soudal 評価:D 頑張りましょう
- Groupama - FDJ 評価:D 頑張りましょう
- Mitchelton-Scott 評価:E 苦しいです
- Team Katusha - Alpecin 評価:E 苦しいです
- Team Dimension Data 評価:E 苦しいです
Team Sky 評価:A(?) とても順調です(?)
トーマスが超級山岳ステージ2連勝でマイヨジョーヌをがっちりキープ。総合2位にはチームメイトのフルームがつけ、理想的と言っても良い状態。……のはず。
周囲はエースどっちだ問題で騒いでいるけど、まぁ大丈夫なんじゃないですかね。確かに、コメントの歯切れは悪く感じるけれど……。内部分裂よりも、トーマスがバッドデイで……みたいな可能性の方が高いんじゃないかと勘繰ってみる。
BORA - hansgrohe 評価:A とても順調です
サガンが第13ステージで3勝目。山岳でライバルが次々とリタイアしたこともあり、最終的なマイヨジョーヌは確定的な状況。
マイカは山岳で最終局面に残れなかったために総合上位がほぼ不可能になったけど、ステージ勝利に切り替えたかな。大目標の達成はほぼほぼ間違いないだけに、順風満帆といってよい状況でしょう。
Astana Pro Team 評価:A とても順調です
14ステージでフライレ、15ステージでコルトニールセンが勝利をつかみ、二日連続優勝。すでに今大会は成功と言えるリザルトを残せたのは間違いないですね。
これで3週目は心置きなくフグルサングのアシストに全員を投入できる状況。表彰台は厳しいかもしれないけど、トップ5はギリギリ狙えるんじゃないかと思う。
Team LottoNL-Jumbo 評価:B 順調です
今大会2勝を挙げ、2年連続のシャンゼリゼ勝利を狙ったフルーネウェーフェンがリタイヤ……。非常に残念ではあるけれど、ログリッチェとクライスバイクが総合で表彰台も見える位置をキープしているので、チームとしてまだまだ十分に戦える体制があるのは素晴らしい。
特にログリッチェはTTも強く、14ステージのようにトーマス、フルーム、デュムランがけん制しあってるスキにアタックを仕掛けるチャンスは必ずあると思う。表彰台は現実的な目標でしょう。
Wanty - Groupe Gobert 評価:B 順調です
エースのマルタンが逆転でヤングライダージャージ獲得が可能な位置をキープしてピレネーへ。
現在ヤングライダージャージを着用するラトゥールはバルデをアシストして千切れる可能性も大会だけに、チャンスはきっとあるはず。それ以外でも逃げにメンバーを送り込みつつ、パスクアロンなどが上位フィニッシュを繰り返しているので、かなり良い出来と言ってよいでしょう。
Trek - Segafredo 評価:B 順調です
2週目はほぼ何もしていないですけどね。(笑)
14ステージでストゥイベンは本当に惜しいところまで行っただけに、残念でしたね。
まぁ、第9ステージで勝った時点で今大会は成功と呼べるのでこれくらいなのでこの評価。
Team Sunweb 評価:B 順調です
デュムランが総合優勝も見える位置で、マシューズ不在を感じさせない走りを披露。
SKYの二人を交わすのはかなり難しいでしょうが可能性はあるんじゃないですかね。フルームを徹底的にマークして、トーマスのバッドデイを願う姿勢ならチャンスは来るんじゃないかと思う。
Team Fortuneo - Samsic 評価:B 順調です
バルギルさんダメだと思っててすいませんでした。(笑)
チームとしても特に第11ステージなんかは、ずっと集団の主導権を握り続ける走りで、驚かされました。2年連続の山岳ジャージ獲得へ十分に可能性を残したまま最終週へ向かえますね。
Cofidis, Solutions Credits 評価:C まずまずです
11ステージのエラダ、14ステージのニコラ・エデと最後の局面へ選手を送り込めているのは素晴らしいです。
勝利は欲しいけれど、チームとして力は出し切っているといえるんじゃないでしょうか。
UAE-Team Emirates 評価:C まずまずです
スプリンターが大量に離脱した中で、クリストフが勝利まであと一歩に迫ったけど届かず。ただ、可能性は十分に感じさせてくれました。
一方のダン・マーティンの総合上位は厳しくなってきたけど、攻めの走りでトップ10にいるあたりはさすが。
Quick-Step Floors 評価:C まずまずです
ガビリアのリタイヤはかなりのバッドニュース。ただ、アラフィリップが10ステージで涙のツール初勝利。初というのは正直かなり意外でしたね。そして、山岳ジャージもゲット。
見事に16ステージまで守り通していますね。今後は総合成績をあきらめた総合勢や登坂力のあるクライマーたちがジャージを狙って動いてくるので、ジャージを守る戦いはまだまだ続くでしょう。
Movistar Team 評価:C まずまずです
自慢のトリプルエース体制で、最終的にランダはギリギリで表彰台を狙えるか?という感じ。
チーム編成のことでイロイロ言われる場面もあるけれど、個人的にチームとしてSKYを本気で倒そうする姿勢は非常に好感が持てる。ぜひともこの姿勢を最後まで貫いてほしい。
Direct Energie 評価:C まずまずです
15ステージでのカルメジャーヌがやらかした感は半端じゃないですね。100キロ以上あるのに一人で飛び出したり、けん制して最終スプリントに残れなかったりと、非常に悔いが残る結果になったんじゃないでしょうか。
一方、シャバネルは元気ですね。ツールでの走行距離6万キロ達成したらしいけど、もはや凄すぎてよくわからない数字。ラストのツールを最後まで盛り上げてほしい。
AG2R La Mondiale 評価:D 頑張りましょう
バルデは積極的に走っているけれど、TTを考えると総合優勝はかなり厳しい状態。
ラトゥールが新人賞ジャージを着ているけれど、チームとしてバルデ一本の姿勢を貫くのか注目したい。
Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale 評価:D 頑張りましょう
ウランのリタイヤはスーパーバッドニュース。とにかく逃げに乗せて、ステージ勝利を狙うくらいしかないか?ただ、初日に骨折したクラドックが完走したらテレビの占有率的に成功と言えるかもしれない。
Bahrain Merida Pro Cycling Team 評価:D 頑張りましょう
ニバリのリタイヤはかなりの痛手。もう総合を狙える選手はいないので、ステージ勝利に切り替えですね。15ステージのイザギレは惜しかったけど、あの形になった時点でチャンスはなかったですね。良い選手は揃っているだけに、なんとか一つ勝利が欲しい。
Lotto Soudal 評価:D 頑張りましょう
べノートに続き、グライペルがリタイヤ。デヘントが本気出してくれることに期待するしかない状況か。
Groupama - FDJ 評価:D 頑張りましょう
スプリンターが大幅に減った中で、まともにトレイン組めている唯一のチームと言っていいんじゃないですかね。それでも届かなかった13ステージはかなり悔しいでしょう。パリで勝てば評価は大幅に変わるチーム。
Mitchelton-Scott 評価:E 苦しいです
イェーツの総合上位が絶望的に。ユアンを落としてまで狙った目標が潰え、非常に厳しい状況に。何とか逃げに選手を乗せてステージ勝利をつかみたい。
Team Katusha - Alpecin 評価:E 苦しいです
キッテルとマルティンがリタイヤ。さらにザッカリンの総合上位進出も不可能に近い状況で、開幕前の目標はほぼ潰えた状況。
Team Dimension Data 評価:E 苦しいです
カヴェンディッシュが見せ場なくリタイヤ……。代わりのエースであるボアッソンハーゲンも最終スプリントに絡めず。
【ロードバイク観戦記】ツール・ド・フランス 第一週目 チームごと通信簿
ツールも第一週目が終わりましたが、いろいろありました。というか、あり過ぎね。(笑)
スプリンター勢は明暗くっきり。一方の総合勢はトラブルありすぎで、無難に走れた選手が上位にきてますね。
早速見ていきましょう。
評価はあくまで第一週のみで、順番は評価順。
- Trek - Segafredo 評価:A+ 最高のスタートです
- Team LottoNL-Jumbo 評価:A 理想的です
- BORA - hansgrohe 評価:A 理想的です
- Team Sky 評価:B よいスタートです
- Wanty - Groupe Gobert 評価:B よいスタートです
- Direct Energie 評価:B よいスタートです
- UAE-Team Emirates 評価:B よいスタートです
- Cofidis, Solutions Crédits 評価:C まずまずです
- Bahrain Merida Pro Cycling Team 評価:C まずまずです
- Quick-Step Floors 評価:C まずまずでしょう
- Team Fortuneo - Samsic 評価:C まずまずです
- Mitchelton-Scott 評価:C まずまずです
- Movistar Team 評価:C まずまずです
- Astana Pro Team 評価:C 見守りましょう
- Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale 評価:D 頑張りましょう
- AG2R La Mondiale 評価:D 頑張りましょう
- Team Sunweb 評価:D 見守りましょう
- BMC Racing Team 評価:D 見守りましょう
- Lotto Soudal 評価:D 見守りましょう
- Team Katusha - Alpecin 評価:E 頑張りましょう
- Team Dimension Data 評価:E 頑張りましょう
- Groupama - FDJ 評価:E 頑張りましょう
Trek - Segafredo 評価:A+ 最高のスタートです
なんといっても、デゲンコルブの第9ステージ勝利。インタビューで涙ぐむシーンを見て、思わずもらい泣きしてしまったのは私だけではないはず。
また、第5ステージからシュクインクが山岳表ジャージを着用して、ジャージを死守。遠くないうちにジャージは手放すことになるでしょうが、チームとして、今大会はすでに成功したといっていいでしょう。
Team LottoNL-Jumbo 評価:A 理想的です
フルーネウェーフェンが強い勝ち方で2勝。正面からねじ伏せるような勝ち方もあり、まだまだ勝利を重ねていっちゃうんじゃないかと思わせる雰囲気ですね。
ログリッチェ、クライスバイクもそれほどタイムを失わず、表彰台も十分射程圏内の位置につける。旋風を巻き起こす可能性を秘めたまま2週目に向かえるでしょう。
BORA - hansgrohe 評価:A 理想的です
サガンがすでにステージ2勝。
マイヨジョーヌも1日着用し、ポイント賞では早くも独走態勢。リタイヤしなければ、目標達成は間違いなさそう。もう一人のエースであるマイカはノートラブルで、結果的に総合勢からタイムを奪う形でのスタートとなってますね。2週目はもしかしたら、マイカのアシストにサガンが登場なんてシーンが見られるかも!?
Team Sky 評価:B よいスタートです
第1ステージでフルームが大きくタイムを落としてどうなるかと思われたけれど、終わってみればまずまずの一週目と言えるでしょう。
さらに、実質総合トップともいえる位置に『G』ことゲラン・トーマス。まぁ、問題はエースどうすんだろうってところですね。
大会前から不安があるとすればそこだけと言われる中で、この後はどうレースを組み立てていくんでしょう。内部分裂が起こらなければよいが……。
Wanty - Groupe Gobert 評価:B よいスタートです
監督自ら「目標は逃げに選手を送り込むこと」としたうえで連日逃げに乗せているので、良いスタートと言って間違いないでしょう。
そのうえで第一ステージでオフレドが敢闘賞。2日目に山岳ジャージをゲット。
さらに、パスクアロンをはじめ何度もトップ10フィニッシュしているので、チームの雰囲気はかなりいいんじゃないでしょうか。
Direct Energie 評価:B よいスタートです
ホームタウンがスタート地点ということもあり、積極的な姿勢が印象的。地元でジャージを獲れなかったのは少し残念だったけれど、大ベテランのシャバネルが第2ステージで一人逃げに代表されるように、アグレッシブな走りで魅せてくれてますね。第2週目はカルメジャーヌが本気を出すんじゃないかと期待。
UAE-Team Emirates 評価:B よいスタートです
ダン・マーティンがステージ勝利。急坂を一気に登る得意なレイアウトのコースで見事に勝利。
正式に本人の口から総合で上位を目指すという言葉が出た通り、かなり調子はいいんじゃないですかね。あとはクリストフが勝利をつかめれば、このツールは大成功と言っていいものになるでしょう。
Cofidis, Solutions Crédits 評価:C まずまずです
チームTTで全チーム中最下位という不名誉な記録を残してしまったけれど、それ以外は、まずまずよかったんじゃないでしょうか。特にラポルテはこのレベルの面子相手に、5着2回。
25歳で短いTTならこなしてしまう独走力もあるようなので、本当に楽しみな選手ですね。
Bahrain Merida Pro Cycling Team 評価:C まずまずです
勝利こそないものの、コルブレッリが2着2回。彼はエースというより、2番手でプレッシャー感じずに走った方が実力出せるのかもしれないですね。
一方で本命のエース・ニバリはまずまずの走り。ただ、タイムを稼ぎたかった第9ステージで目的を果たせなかったので、総合優勝はどうだろうというのが正直なところ。
Quick-Step Floors 評価:C まずまずでしょう
ガビリアがステージ2勝でマイヨ・ジョーヌも着用。
ただ、その後は思うようにポイントを重ねられずにマイヨヴェールは黄色信号。勝利を狙いにいった第5・6・9ステージでも勝ちを掴めていないので、やや消化不良な感じじか。
Team Fortuneo - Samsic 評価:C まずまずです
ルダノアが初日山岳ジャージを着用。着慣れていない感がとても初々しい。(笑)
その後もピションが積極的な走りを見せるシーンなど好印象。そして、意外といっては失礼かもしれないけれど、バルギルがそこまでタイムを失っていないので、2週目の走りに期待が持てそう。
Mitchelton-Scott 評価:C まずまずです
イェーツが第一ステージでタイムを失ったけれど、その後はなんだかんだいい走り。
気が付けばで総合9位まで上がってきてるので、総合争いに間違いなく絡んでくるでしょう。
Movistar Team 評価:C まずまずです
地味にタイムは失いながらも、バルベルデ、キンタナ、ランダの三羽烏は総合上位を狙える位置にいるので、さすがだなという印象。
分業が進む近代ロードレースへのカウンターとしてこれからもレースを荒らしてほしい。(笑)
Astana Pro Team 評価:C 見守りましょう
よくも悪くもほとんど目立たずにここまで来た結果、エースのフグルサングが総合で7位。
マイカと同じくほぼほぼ無難にこなせた結果、ライバルからリードを得る結果で2週目はかなり期待できるんじゃないでしょうかね。
Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale 評価:D 頑張りましょう
骨折しながらも走り続けるクラドックの雄姿が印象的。なんとか感想を果たしてほしい。
その一方で、エースのウランは第9ステージで大きくタイムロス。表彰台を目指すにはかなり厳しい位置となってしまったけれど、まだ挽回はできる位置でしょう。
AG2R La Mondiale 評価:D 頑張りましょう
バルデが課題だったチームTT、準備していたはずの第9ステージでタイムを失う結果に。
ただ、第9ステージで見舞われた不運を考えると、まだマイヨジョーヌへ可能性を残しているだけで、幸運と考えた方がよいでしょうね。
Team Sunweb 評価:D 見守りましょう
2年連続のマイヨヴェールに挑んだマシューズがリタイヤ。ほぼ見せ場なく去ってしまったので、本当に残念。
早くもプランBのデュムランの総合上位が最優先事項に。デュムランが総合でいい位置にいるので、2週目は注目ですね。
BMC Racing Team 評価:D 見守りましょう
ステージ勝利もあり、第9ステージまでは悪くない出来だったのに……。
悲しいかな2年連続でリッチー・ポート落車リタイア。しかも2年連続で第9ステージで。
セカンドエースになりえたTJも大きく遅れて、総合はもう狙えない状況。マイヨジョーヌはキープし続けている出れど、逆に負担になりかねない状態で、今後どう動いてくるか。ただ、実力のある選手ばかりなので、うっぷんを晴らすステージ優勝ラッシュ的な展開に期待したい。
Lotto Soudal 評価:D 見守りましょう
期待のべノートがリタイヤというのはかなり残念な知らせ。さらに、グライペルはスプリントに絡みながらも勝利をつかめず。2週目からはスプリントステージが減って、平地けん引の役割から解放されるデヘントの活躍が待たれるところですね。
Team Katusha - Alpecin 評価:E 頑張りましょう
ここまでキッテルをいい位置から発射できず、結果的に勝利なし。さらに、最強のけん引役でステージも狙える存在だったトニ・マルティンがリタイヤ。ザッカリンも地味にタイムを失い続けいている状況だけに、チームとしてかなり厳しい状況ですね。
Team Dimension Data 評価:E 頑張りましょう
カヴェンディッシュがここまで一度もスプリントに絡めず。特に第7ステージではいい位置取りからのスプリントだっただけに、ここから急激にコンディションが上がらない限りかなり厳しいんじゃないかな。もしかしたら、エースをボアッソンハーゲンに切り替えるなんてこともあるのかも。
Groupama - FDJ 評価:E 頑張りましょう
デマールがほぼ見せ場なく第一週が終了。スプント要員の多さは今大会で一番と言っていいくらいだったので、この結果はかなり痛いですね。
【ロードレース観戦記】ツール・ド・フランス2018 スタートリストを眺める
いやー、いよいよ始まりますね!
やっぱりすごいメンバーが集まりました。
改めてこの大会の大きさというのを感じずにはいられないですね。
今年は人数が減ったことと、石畳ステージがメンバー構成に若干影響与えているように感じます。
ま、とりあえず見ていきましょう。
- Team Sky
- Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale
- AG2R La Mondiale
- Team Sunweb
- Team Fortuneo - Samsic
- Bahrain Merida Pro Cycling Team
- Mitchelton-Scott
- Movistar Team
- BMC Racing Team
- UAE-Team Emirates
- Quick-Step Floors
- BORA - hansgrohe
- Astana Pro Team
- Team Dimension Data
- Team Katusha - Alpecin
- Groupama - FDJ
- Team LottoNL-Jumbo
- Lotto Soudal
- Direct Energie
- Trek - Segafredo
- Cofidis, Solutions Credits
- Wanty - Groupe Gobert
Team Sky
●目標:フルームの総合優勝
1 FROOME Christopher
2 BERNAL Egan Arley
3 CASTROVIEJO Jonathan
4 KWIATKOWSKI Michal
5 MOSCON Gianni
6 POELS Wout
7 ROWE Luke
8 THOMAS Geraint
色々あったけど、フルーム参戦。
単純な戦力の足し算でいったら、完全に一番強いですね。唯一不安なのはフルームが石畳こなせるのか??という点。
ルーク・ロー、モズコンあたりががっちり守ったとして、1分以上のタイムロスは計算しといた方がよいんじゃないかね。だとしても十分に優勝可能でしょうが。
あと、ベルナルがどんな走りを見せてくれるのかも非常に気になる。
Team EF Education First-Drapac p/b Cannondale
●目標:ウランの総合優勝
11 URAN Rigoberto
12 CLARKE Simon
13 CRADDOCK Lawson
14 MARTINEZ Daniel Felipe
15 PHINNEY Taylor
16 ROLLAND Pierre
17 SCULLY Thomas
18 VANMARCKE Sep
昨年総合2位のウランが総合優勝を狙って今年も参戦。
山岳、平坦とバランスよい構成で本気度がうかがえる構成ですね。何となくですが、石畳こなせそう(笑)なので、そこが勝負所になるかも。ファンマルクに自由が許されるかが、結構重要かもしれない。
個人的にはそろそろ大きな勝利を彼に獲ってほしいので、自由に走らせてあげたい。
AG2R La Mondiale
●目標:バルデの総合優勝
21 BARDET Romain
22 DILLIER Silvan
23 DOMONT Axel
24 FRANK Mathias
25 GALLOPIN Tony
26 LATOUR Pierre
27 NAESEN Oliver
28 VUILLERMOZ Alexis
バルデの総合優勝一本なチーム編成。
ドーフィネ組にディリエとナーゼンという北のクラシック要員を上乗せ。総合狙いのチームの中で石畳用の人員は最も充実しているといっていいんじゃないかと思う。特に重要なのはディリエの出来。
チームTTで大きくタイムロスしそうなだけに、個人TTで元ナショナルチャンピオンでもある彼は非常に大きな戦力でしょう。
Team Sunweb
目標:マシューズのマイヨヴェールorデュムランの総合表彰台
31 MATTHEWS Michael
32 DUMOULIN Tom
33 ARNDT Nikias
34 GESCHKE Simon
35 HAGA Chad
36 ANDERSEN Soren Kragh
37 TEN DAM Laurens
38 THEUNS Edward
マシューズがスプリントジャージを目指して走ってくることは確実。
昨年同様に中間ポイントでコツコツポイントを稼ぐ戦略で来るでしょう。不確定なのは、デュムランが総合を狙ってくるかどうか。
個人的には個人TTにフォーカスして、各ステージは他の誰かが勝利を狙うサイクルで戦った方が成功を収められるんじゃないかと感じますがどうでしょうね。
Team Fortuneo - Samsic
目標:ステージ1勝
41 BARGUIL Warren
42 BOUET Maxime
43 GESBERT Elie
44 HARDY Romain
45 LEDANOIS Kevin
46 MOINARD Amael
47 PICHON Laurent
48 VACHON Florian
オールフランス人編成。今年ダメダメだけれど、昨年ステージ2勝、山岳賞、総合敢闘賞を獲ったバルギルさんの調子はどうか。
フランス選手権8位フィニッシュと、ようやく体調が上向いてきたようにも思えるので、今年もいい走りしてくれることに期待したい。
Bahrain Merida Pro Cycling Team
目標:ニバリの総合優勝
51 NIBALI Vincenzo
52 COLBRELLI Sonny
53 HAUSSLER Heinrich
54 IZAGIRRE Gorka
55 IZAGIRRE Ion
56 KOREN Kristijan
57 PELLIZOTTI Franco
58 POZZOVIVO Domenico
残念ながら新城選手は落選。チームメイトの奮闘に期待しましょう。エースは当然ニバリ。直近のレースはダメダメだけど、逆に……とか思わせる何かがこの男にはありますね。とにかく、得意の石畳でどれだけタイム差をつけられるかが重要でしょう。
バルベルデを下してスペインチャンピオンに輝いたゴルカ・イザギレなど山岳アシストは充実。スプリンターのコルブレッリはスプリント要員というよりも、平坦アシスト的な配員なのかも。
Mitchelton-Scott
目標:イェーツの総合優勝
61 YATES Adam
62 BAUER Jack
63 DURBRIDGE Luke
64 HAYMAN Mathew
65 HEPBURN Michael
66 HOWSON Damien
67 IMPEY Daryl
68 NIEVE Mikel
ユアン落選という最もショッキングな人選があったミッチェルトン。出場していれば、マイヨヴェール候補だっただけに残念ではある。その分、アダム・イェーツに全力というメンバー。
レベルの高いアシスト陣がそろったわけではあるけれど、高確率でステージ勝利を獲れる選手を落としたというのはちょっとリスキーな気がしなくもない。総合表彰台がノルマくらいにハードルが上がっちゃいましたね。
Movistar Team
目標:総合優勝
71 QUINTANA Nairo
72 AMADOR Andrey
73 BENNATI Daniele
74 ERVITI Imanol
75 LANDA Mikel
76 ROJAS Jose Joaquin
77 SOLER Marc
78 VALVERDE Alejandro
ビッグスリーがついに集結。
ある意味、一番読めないチームと言っても良いかもしれないですね。なんとなく、石畳でバルベルデが総合で上位に入ってくるようなことがあれば、よりカオスな感じになるね。さらに、ソレルのヤングライダーとかも絡んで来たら、いよいよ楽しい感じになるね。スカイ列車にバシバシ攻撃を仕掛けていくシーンを見てみたい。
BMC Racing Team
目標:ポートの総合優勝
81 PORTE Richie
82 BEVIN Patrick
83 CARUSO Damiano
84 GERRANS Simon
85 KUNG Stefan
86 SCHAR Michael
87 VAN AVERMAET Greg
88 VAN GARDEREN Tejay
ポートの総合優勝へ向けて視界は良好。
完全優勝を果たしたツール・ド・スイスのメンバーを中心に、山岳に強いカルーゾとTTで戦力になるベビンを追加。チーム力でSKYに対抗出来うる数少ないチームであると思う。不安があるとすればバッドデイと石畳対策か。石畳ステージでGVAはステージを獲りに行くだろうし、ポートを守る要員はキュンクかシェアーか?どちらもスペシャリストとはいえない気がするので、不安はぬぐえない。
UAE-Team Emirates
目標:ダン・マーティンで総合表彰台 and クリストフ1勝
91 MARTIN Daniel
92 ATAPUMA John Darwin
93 DURASEK Kristijan
94 FERRARI Roberto
95 KRISTOFF Alexander
96 MARCATO Marco
97 SUTHERLAND Rory
98 TROIA Oliviero
ダン・マーティン、クリストフの2枚看板でツールに臨む。
クリストフはスプリントだけじゃなく、石畳ステージも狙えそうですね。
チームとして結果が出ない状態が続いたけれど、ドーフィネあたりでようやくリズムが出てきたかな。メンバーは割とハッキリ平坦組、山岳組と別れている感じなので、とりあえず一人逃げに乗せてという戦術はとらない、というか取れないでしょうが。
Quick-Step Floors
目標:ステージ5勝 and ガビリアでマイヨヴェール
101 ALAPHILIPPE Julian
102 DECLERCQ Tim
103 GAVIRIA Fernando
104 GILBERT Philippe
105 JUNGELS Bob
106 LAMPAERT Yves
107 RICHEZE Ariel Maximiliano
108 TERPSTRA Niki
ツールでは何勝を稼ぐんでしょう。エースナンバーはアラフィリップだけど、アルファベット順のナンバーなので、あまり意味はないですね。(笑)
目標は大きく、去年と同じ5勝+マイヨヴェールといったとこでしょうか。総合だとユンゲルスもトップ10は狙える力はあるでしょう。まぁ、総合優勝以外は全て狙える布陣だけど、どういった戦い方するか楽しみにしたいチーム。
BORA - hansgrohe
目標:サガンのマイヨヴェール
111 SAGAN Peter
112 BODNAR Maciej
113 BURGHARDT Marcus
114 MAJKA Rafa
115 MUHLBERGER Gregor
116 OSS Daniel
117 POLJANSKI Pawel
118 POSTLBERGER Lukas
マイカの総合や山岳賞も睨みつつという形ではあるけれど、人数でいうと明らかにサガンシフトですね。今年も好調な走りを見せているので、ミッション達成する可能性は高いでしょう。
Astana Pro Team
目標:フグルサングで総合表彰台
121 FUGLSANG Jakob
122 FRAILE Omar
123 GRUZDEV Dmitriy
124 HANSEN Jesper
125 KANGERT Tanel
126 CORT NIELSEN Magnus
127 SANCHEZ Luis Leon
128 VALGREN Michael
フグルサングが総合エースで表彰台が目標でしょうね。
山岳、TTと苦手科目の少ない選手で、十分に可能性はあると思う。アシストも平坦要員、山岳要員とバランスよく、パンチ力もあるメンバーなので、楽しみなチームですね。
Team Dimension Data
目標:ステージ3勝
131 CAVENDISH Mark
132 BOASSON HAGEN Edvald
133 JANSE VAN RENSBURG Reinardt
134 PAUWELS Serge
135 RENSHAW Mark
136 SLAGTER Tom-Jelte
137 THOMSON Jay Robert
138 VERMOTE Julien
エースはツール通算30勝のカヴェンディッシュ。今年は不運というか、呪われてるんじゃないかってくらいアクシデント続きなので、この舞台でうっぷんを晴らす活躍に期待したい。
登りのあるステージはボアッソンハーゲンで狙えば、勝利量産も夢じゃないような戦力。
Team Katusha - Alpecin
目標:キッテルのマイヨヴェール or ザッカリン総合5位
141 ZAKARIN Ilnur
142 BOSWELL Ian
143 KISERLOVSKI Robert
144 KITTEL Marcel
145 KOCHETKOV Pavel
146 MARTIN Tony
147 POLITT Nils
148 ZABEL Rick
昨年5勝を挙げながらも落車リタイアに泣いたキッテルがリベンジに挑む。
ザッカリン用の山岳アシストやトニーマルティンなどがメンバー入りしているので、純粋なスプリント要員は昨年より減るが、独力で好位置をキープできれば勝利の可能性は大きい。
Groupama - FDJ
目標:デマールのマイヨヴェール
151 DEMARE Arnaud
152 GAUDU David
153 GUARNIERI Jacopo
154 LE GAC Olivier
155 LUDVIGSSON Tobias
156 MOLARD Rudy
157 SINKELDAM Ramon
158 VICHOT Arthur
スプリント勝利を狙うデマールが中心。
ピノがいない分、去年よりもアシストは豊富でチャンスは増えるはず。特に独立記念日と最終日のステージは、是が非でも獲りたいステージでしょう。昨年はサガン失格のニュースにかき消されて全然話題にならなかったので、のリベンジも果たしたい。笑
Team LottoNL-Jumbo
目標:ログリッチェ総合表彰台 and フルーネウェーフェン勝利
161 KRUIJSWIJK Steven
162 GESINK Robert
163 GROENEWEGEN Dylan
164 JANSEN Amund Grondahl
165 MARTENS Paul
166 ROGLIC Primoz
167 ROOSEN Timo
168 TOLHOEK Antwan
勢いを維持できれば表彰台どころか、総合優勝も夢ではないでしょう。ミッチェルトンと違い、マイヨヴェール候補のフルーネウェーフェンをメンバー入りさせたことが吉と出るか凶と出るか。
うまくいけば、旋風を巻き起こせるだけのポテンシャルを秘めたメンバー構成。
Lotto Soudal
目標:ステージ3勝
171 GREIPEL Andre
172 BENOOT Tiesj
173 DE BUYST Jasper
174 DE GENDT Thomas
175 KEUKELEIRE Jens
176 MARCZYNSKI Tomasz
177 SIEBERG Marcel
178 VANENDERT Jelle
やはりアダム・ハンセンの名前がないのは寂しいですね……。ただ、メンバーは逃げ神デヘント、スプリントで勝利を狙うグライペルに、今年ついに本格化した感もあるべノートなど曲者ぞろい。
上手くいけば、展開次第でイロイロな勝ち方が狙える陣容ですね。
Direct Energie
目標:ステージ勝利
181 CALMEJANE Lilian
182 BOUDAT Thomas
183 CHAVANEL Sylvain
184 COUSIN Jerome
185 GAUDIN Damien
186 GRELLIER Fabien
187 SICARD Romain
188 TAARAMAE Rein
スタートの地バンデ県を本拠地に活動するチームということで、活躍が期待されますね。ヴォクレールの十八番だった舌ベロベロがチームのアイコン表現みたいになっている愛すべきチーム。(笑)
最注目は2年連続ステージ勝利を目指すカルメジャーヌですかね。
大ベテランのシャバネル、ベテランのタラマエあたりも虎視眈々と勝利を狙う。
Trek - Segafredo
目標:ステージ1勝
191 MOLLEMA Bauke
192 BERNARD Julien
193 DE KORT Koen
194 DEGENKOLB John
195 GOGL Michael
196 GRMAY Tsgabu
197 SKUJI?? Toms
198 STUYVEN Jasper
正直、一番見どころの少ないチームな気がしてならない。形としてはモレマが総合、デゲンコルブがスプリントという形になると思う。
ただ、最上位層と互角に戦えるかと言われると正直……という印象。ニューヒーロー出現に期待したい。
Cofidis, Solutions Credits
目標:ステージ勝利
201 LAPORTE Christophe
202 CLAEYS Dimitri
203 EDET Nicolas
204 HERRADA Jesus
205 NAVARRO Daniel
206 PEREZ Anthony
207 SIMON Julien
208 TURGIS Anthony
ブアニ……。もうこのチームに居場所はないんでしょうね。
ま、切り替えて今回はステージ1勝が最大目標。先のフランス選手権で2位に入ったテュルジには期待がかかるところ。
さらに、実績十分なエラダとナバーロのスペイン人コンビはもちろん十分チャンスあるでしょう。
Wanty - Groupe Gobert
211 MARTIN Guillaume
212 DEGAND Thomas
213 DUPONT Timothy
214 MINNAARD Marco
215 OFFREDO Yoann
216 PASQUALON Andrea
217 SMITH Dion
218 VAN KEIRSBULCK Guillaume
エースのマルタンはヤングライダージャージ候補の中では、最もチームのサポートを受けられるであろう存在じゃないでしょうか。
ベルギーのチームらしく北のクラシックに強い選手が多く、他の総合勢で鬼門となる石畳ステージでタイムを稼げる気がする。山はデハントが行けるとこまで頑張るだろうけど、最終局面は独力で打破する必要があるしょう。
【ロードレース観戦記】ツール・ド・フランス2018 コースを眺める コース16~コース21
フィナーレのパリに向かう勝負の第3週。各賞争いも候補がかなり絞られている状況でどんな展開があるのか。
1週目と2週目のコースはこちらから。
oraoramudamuda00gmailcom.hatenablog.com
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さて、見ていきましょう。
- 第16ステージ カルカッソンヌ~バニェール=ド=ルション 218km 山岳
- 第17ステージ バニェール=ド=ルション~サンラリ=スラン 65km 山岳
- 第18ステージ トリ=シュル=バイズ~ポー 172km 平坦
- 第19ステージ ルルド~ラランス 200km 山岳
- 第20ステージ サンペー=シュル=ニヴェール~エスプレット 31km 個人TT
- 第21ステージ ウイユ~パリ・シャンゼリゼ 115km 平坦
第16ステージ カルカッソンヌ~バニェール=ド=ルション 218km 山岳
休息日明けで200km越えの山岳ステージ。さらに一気に下ってフィニッシュとなにか起きそうな雰囲気が漂いますね。この先厳しいステージばかりなので、まだ勝利のないチームは積極的に逃げを打ってくるでしょう。マイヨジョーヌチームが上手くコントロールしきれないと、カオスな展開になってもおかしくないかも。
第17ステージ バニェール=ド=ルション~サンラリ=スラン 65km 山岳
来ました今大会の目玉ステージ。こんなコース誰も見たことないです。たった65kmの間に1級、1級、超級と3度の山越え。さらに、グリッドスタート採用という話も合って、全く展開が読ない。笑
今までのチーム戦略が通じない可能性が非常に高く、エース同士の一騎打ちがずっと続いた結果、信じられないくらいのタイム差が。
第18ステージ トリ=シュル=バイズ~ポー 172km 平坦
異例なステージの後は、おなじみポーの街にフィニッシュする平坦ステージ。マイヨジョーヌ争いがどうなっているかで少し展開は変わるかもしれないけれど、大集団スプリントの可能性が高いのは間違いないでしょう。
第19ステージ ルルド~ラランス 200km 山岳
山岳最終決戦。実質、山岳賞がこのステージで確定する。アスパン峠、ツールマレー峠、オービス峠とおなじみの登りをこなし、約20キロ下ってゴール地点。16ステージと同じで、ダウンヒラーが攻撃を仕掛けるには絶好のプロフィールだけど、大きな事故がないことを願う。
第20ステージ サンペー=シュル=ニヴェール~エスプレット 31km 個人TT
総合争い最終章。ここで総合優勝者が決定する。断面図を見るとかなりギザギザに見える。特に、28km地点にある平均10%というかなり厳しい坂が非常に気になるところ。ある程度馬力がないとこなすのは難しいかもしれない。ここで今年のマイヨジョーヌがほぼ決定する。
第21ステージ ウイユ~パリ・シャンゼリゼ 115km 平坦
いよいよツールもフィナーレ。今年もシャンゼリゼでスプリント決戦。去年はフルーネウェーフェンがロングスパートで力押し。今年はどんな結末が待っているのでしょうか。
【ロードレース観戦記】ツール・ド・フランス2018 コースを眺める コース10~コース15
早速見ていきましょう
第1、第3週のコースはこちらから。
oraoramudamuda00gmailcom.hatenablog.com
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- 第10ステージ 159km 山岳 アヌシー~ル・グラン・ボルナン
- 第11ステージ 108km 山岳 アルベールビル~ラ・ロジエール
- 第12ステージ 175km 山岳 ブール・サン・モーリス~ラルプ・デュエズ
- 第13ステージ 169km 平坦 ブール・ドワザン~バランス
- 第14ステージ 187km 中級山岳 サン・ポール・トロワ・シャトー~マンド
- 第15ステージ 181km 中級山岳 ミヨー~カルカッソンヌ
第10ステージ 159km 山岳 アヌシー~ル・グラン・ボルナン
休息日明けからいきなり山岳3連戦。休息日明けでバッドデイを迎える選手がいてもおかしくないので、なかなか注目のコース。今大会初めての超級山岳が登場ということで、山岳賞狙いの選手が飛び出す展開はありそう。下りを利用してニバリ、バルデあたりが先頭にジョインなんて面白展開に期待。
第11ステージ 108km 山岳 アルベールビル~ラ・ロジエール
ここ数年流行っている(?)距離は短いが強度は高い感じのレイアウト。100キロちょいで3回山を越える点は、去年の第13ステージと似ているけれど今年は山頂フィニッシュ。何も起こらないってことはないんじゃないでしょうかね。
序盤にスルスルっと有力選手が飛び出して何もできずに逃げ切られるなんて展開もなくはないように感じます。大まかに3回の登坂。超級、超級+2級と登って、1級山頂フィニッシュ。去年はめちゃめちゃ展開が早くて面白いステージだったけど、このステージはどんな動きがあるでしょうか。
第12ステージ 175km 山岳 ブール・サン・モーリス~ラルプ・デュエズ
おそらくクイーンステージ。クロワ・ド・フェール、マドレーヌ峠とゴッツイ重い前菜を食べた後に、メインディッシュのラルプ・デュエズ。前回のラルプデュエズ登坂はピノが優勝して、フルームとキンタナがバチバチやりあいましたね。当然何も起こらないわけがないステージ。
第13ステージ 169km 平坦 ブール・ドワザン~バランス
残り40キロから始まるノンカテゴリーの登りをスプリンターがこなせるか。登りに強いスプリンターは、ここでライバルにポイント差をつけるチャンスと見て、攻撃が過熱するかも。サガン、マシューズ、ボアッソンハーゲンあたりがどんな動きを見せるか見もの。
第14ステージ 187km 中級山岳 サン・ポール・トロワ・シャトー~マンド
何も起こらないであろう前半からの後半勝負。逃げ切りがあってもおかしくないんじゃないですかね。10~12ステージで総合争い脱落気味の選手が山岳賞狙いに切り替えて先行逃げ切りを狙う可能性も高いような。
第15ステージ 181km 中級山岳 ミヨー~カルカッソンヌ
ラスト60キロからグワッと一級の登坂で、その後はほぼずーっと下り。普通に考えればタイム差はつかなそうだけど、一縷の望みをかけてデンジャラスなアタックがあるかもしれない。アシストが残っていない選手はかなり厳しい戦いになるかも。
【ロードレース観戦記】全日本自転車競技選手権大会ロードレース 男子エリート スタートリストを眺める(有力どころのみ)
今年もやってきました。日本選手権。日本で一番強い選手が決まります!
昨年はチーム右京の畑中選手が残り20kmほどから独走して、見事な初優勝。今年はどんなドラマが待っているのか楽しみです。
2018年のコースはjsports解説でおなじみの浅田顕監督が監修に関わった島根県益田の益田チャレンジコース1周14.2kmを15周回で争われる。
獲得標高5000m近く、スプリンターが残るのはかなり難しいかもしれない。ただ、後半はほぼ平坦なので、残れれば勝機はあるという、面白そうなコースですね。
ちなみに女子エリートは与那嶺選手が長距離を独走、女子U23は少人数ロングスプリントで決着。男子エリートはどうなるでしょうか。
さて、見ていきましょう。
○チーム右京
昨年のチャンピオン畑中選手擁するチーム右京。すでに行われた個人TTで3位に入った小石選手や、アンダーで実績十分の徳田兄弟など展開によっては勝利を狙える選手を含む9名の選手を送り込む。連覇は十分可能な陣容。
ME 1 畑中 勇介
ME 6 平塚 吉光
ME 7 平井 栄一
ME 8 吉岡 直哉
ME 9 徳田 鍛造
ME 10 小石 祐馬
ME 11 徳田 優
ME 12 横塚 浩平
ME 13 中井 路雅
昨年と一昨年3位の木村選手は三度目の正直なるか。そのほかにもツール・ド・熊野第2ステージで勝利した入部選手、昨U-23日本チャンピオン横山選手など勝負できる選手は多い。
ME 2 木村 圭佑
ME 4 横山 航太
ME 28 入部 正太朗
ME 29 湊 諒
ME 30 秋田 拓磨
ME 31 黒枝 咲哉
創設10年ですっかり強豪チームとなったブリッツェンだが、日本選手権のタイトルはまだなく、是が非でも手にしたいタイトル。コース的にキャプテンの増田選手、ツアー・オブ・ジャパンでサプライズを起こした雨澤選手あたりに期待がかかる。
ME 3 鈴木 龍
ME 14 増田 成幸
ME 15 鈴木 譲
ME 16 阿部 嵩之
ME 17 飯野 智行
ME 18 馬渡 伸弥
ME 19 雨澤 毅明
ME 20 小野寺 玲
ME 21 岡 篤志
○ NIPPO-VINIFANTINI-EUROPAOVINI
ニッポから吉田選手が単独参戦。昨年の別府選手のような圧倒的な力はないかもしれないが、2014年大会で4位と実力は確か。
ME 5 吉田 隼人
○マトリックス パワータグ
TTで落車トラブルで6位に沈んだ元日本チャンピオン佐野選手がロードで雪辱を期する。DAZN解説でもおなじみ、こちらも元日本チャンピオンの土井選手とのコンビネーションで勝利を狙う。
ME 22 向川 尚樹
ME 23 佐野 淳哉
ME 24 土井 雪広
ME 25 安原 大貴
ME 26 間瀬 勇毅
ME 27 田窪 賢次
○愛三工業レーシングチーム
U23優勝経験のある小森選手が中心か。今年はあまりレース走っていないので、調子はイマイチ読めないけれど、その分ほかのチームとしてはやや不気味な存在と言えるかもしれない。
ME 32 小森 亮平
ME 33 早川 朋宏
ME 34 住吉 宏太
ME 35 黒枝 士揮
ME 36 阿曽 圭佑
ME 37 渡邊 翔太郎
ME 38 岡本 隼
○キナンサイクリングチーム
U23個人タイムトライアルで山本大喜選手が優勝。勢いに乗ってエリートでも良い結果を残したい。中島選手、山本元喜選手は実績とコース的に十分にチャンスがありそう。
ME 39 中島 康晴
ME 40 椿 大志
ME 41 山本 元喜
ME 42 雨乞 竜己
ME 43 中西 健児
ME 44 新城 雄大
○チーム ブリジストンサイクリング
個人TTで優勝を果たした窪木選手がロードでも優勝を狙う。ツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野とずっと上位で走れているので、2011年の別府選手以来となるTT、ロードの2冠達成は十分射程圏内。
ME 45 大久保 陣
ME 46 窪木 一茂
ME 47 一丸 尚伍
ME 48 近谷 涼
ME 49 堀 孝明
ME 50 石橋 学
ME 51 原田 裕成
ME 52 橋本 英也
○那須ブラーゼン
下島選手、岸選手、吉田選手あたりが最終局面に残れば面白そうではある。ただ、優勝を狙うのであれば、荒れた展開にならないと厳しいか。
ME 53 下島 将輝
ME 54 西尾 勇人
ME 55 岸 崇仁
ME 56 柴田 雅之
ME 57 吉田 悠人
ME 58 永吉 篤弥
ME 59 樋口 峻明
【ロードレース観戦記】 ツール・ド・フランス2018 コースプロフィールを眺める ステージ1~ステージ9
さぁ、今年もやってきたよツール・ド・フランスが。レース前にイロイロ予習していきましょう。
コースは全部で21。カテゴリ内訳は
・平坦8
・中級山岳5
・山岳6
・山頂フィニッシュ3
・個人TT1
・チームTT1
比較的難易度低いかな。
今年は通過順にボーナスタイム3、2、1秒がもらえるボーナスタイム区間があるらしいけど、レースにどう影響するか全く見えない。全然影響しない可能性もある気がする。笑
ま、細かいところは置いておいて、コースを順にみていきましょう。
第2、第3週はこちらから
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- ステージ1 195km 平坦ノワールムティエ=アン=リル ~ フォントネー=ル=コント
- ステージ2 185km 平坦ムイユロン=サンジェルマン ~ ラ・ロッシュ=シュル=ヨン
- ステージ3 35km チームタイムトライアルショレ ~ ショレ
- ステージ4 192km 平坦ラ・ボール ~ サルゾー
- ステージ5 203km 中級山岳ロリアン ~ カンペール
- ステージ6 181km 中級山岳ブレスト - ミュール・ド・ブルターニュ
- ステージ7 231km 平坦フジェール ~ シャルトル
- ステージ8 181km 平坦ドルー ~ アミアン
- ステージ9 154km 平坦アラス ~ ルーベ
ステージ1 195km 平坦
ノワールムティエ=アン=リル ~ フォントネー=ル=コント
まっ平なレイアウトで終始パレードラン的な穏やかな一日になるんじゃないでしょうか。風とかがなければ、まず間違いなくスプリント勝負。ラスト30キロ弱のところに4級の山岳ポイントがあって、ジャージを狙う選手の動きは確実にあるだろうから、そこで展開が生まれるかどうか。まぁ、波乱はないだろうな。笑
ステージ2 185km 平坦
ムイユロン=サンジェルマン ~ ラ・ロッシュ=シュル=ヨン
前日に比べるとギザギザがあるんで、飛び出しての独走か小集団スプリントになる可能性はあるような気がする。いや、ないか。笑
ボーナスタイム区間でマイヨジョーヌ狙うチームがあるかも。まぁ、ここもたぶんスプリントでしょう。
ステージ3 35km チームタイムトライアル
ショレ ~ ショレ
チームタイムトライアルが久々にツールに登場。総合系ライダーにとって最初の山場ですね。SKY、BMC、SUNWEB、QUICK STEP あたりが優勝争いの主役でしょうか。AZ2Rのバルデ、MOVISTERのキンタナ、ランダあたりが致命的なタイムを失わないようなタイムで走れるかが注目。まぁ、総合優勝するんだとしてら、2分以上タイムが付いたら、結構つらいと思う。
ステージ4 192km 平坦
ラ・ボール ~ サルゾー
たぶん、スプリント勝負になるだろうけれど、途中の4級~ボーナスタイム区間でイロイロ動きがあるんじゃないでしょうかね。もしかしたら、飛び出しての逃げ切りや小集団でのスプリント勝負なんてことになるかもしれない。
ステージ5 203km 中級山岳
ロリアン ~ カンペール
かなり面白い展開がありそうなレイアウトですね。逃げ切りの勝利が決まりそうなだけに、総合優勝を狙う選手やチームがすでにマイヨジョーヌを保持していた場合、ここでいったんジャージを他に譲ることもあるでしょう。逃げ切り狙う選手、山岳賞を狙う選手、単純に勝ち逃げに乗りたい選手が入り混じって序盤からアタックが合戦が白熱するはず。ゴール前も微妙に登っているだけに、総合系で少しタイム落とす選手がいてもおかしくない。
ステージ6 181km 中級山岳
ブレスト - ミュール・ド・ブルターニュ
激坂「ミュール・デ・ブルターニュ」を2回登ってゴール。全長2000m/最大勾配15%/平均勾配6.9%と、タイム差が簡単につきそうな坂。2015年にこの坂が同じくゴール地点として登場したときは、ヴュイエルモーズが優勝して、ニバリが10秒失いましたね。
www.youtube.com
総合系の選手に加え、アラフィリップをはじめとするアルデンヌクラシックハンターたちが激しいアタック合戦を繰り広げることは間違いなさそう。
ステージ7 231km 平坦
フジェール ~ シャルトル
地味に今大会最長のステージ。ま、距離が影響しそうなところはないかな。笑
ステージ8 181km 平坦
ドルー ~ アミアン
今年のフランス革命記念日は平坦ステージ。去年はバルギルが見事に勝利を飾ったけれど、今年はフランス人勝てるでしょうか。デマールあたりはのどから手が出るほど欲しいステージでしょうね。
ステージ9 154km 平坦
アラス ~ ルーベ
休息日前のステージは大体やばいステージが来るけど、今年も来ました目玉ステージ。まさにミニ・パリ~ルーベ。第8セクターのモン・サン・ペヴェル、第2セクターのカンファナン・ぺヴェルは本家でも重要なセクションとして名高い区間が組み込まれていて、フランダース職人たちが勝利を狙ってくるでしょう。
総合系の選手でタイム稼げそうなのは、パヴェが得意なニバリ、未舗装区間のあるストラーデ・ビアンケで良い走りを見せてたバルデ、あとなんとなくバルベルデ。(笑)
それ以外の選手は戦々恐々としているはず。真面目に5分とかそのレベルでタイムを失う選手が出てくると思うし、それがフルームであってもおかしくはないと思う。